【悲報】悪い習慣はなぜやめられないのか?やめるためのシンプルな方法

【悲報】悪い習慣はなぜやめられないのか?やめるためのシンプルな方法

あなたは直したい悪い習慣がありますか?

・甘いものをつい食べてしまう
・早く寝たいけど、ついスマホをいじって夜ふかししてしまう
・ジャンクフードがやめられない
・お酒、タバコがやめられない

人それぞれ「頭ではわかっているけど、ついやってしまう悪い習慣」があると思います。

しかも多くの人がそれを「自分の意思のチカラ」で解決しようとしています。
実はそれが大きな間違いなのです。

悪い習慣をやめられないのは、決してあなたの意思が弱いからではありません。
悪い習慣をやってしまう「環境」「仕組み」が問題なだけなのです。
どういうことなのか?具体的に解説していきますね。

この内容を知ることで、あなたは悪い習慣から抜け出し、自分を責めて自己嫌悪に陥る心配もなくなり、精神的にも金銭的にも余裕が生まれるでしょう。

習慣化しやすいポイントとは?

まずはどんな行動が「習慣化しやすいのか」を見てみましょう。

習慣化しやすい行動には主に3つのポイントがあります。

1:見つけやすい
2:かんたん
3:満足できる 

以上の3つが揃っていると、習慣化がしやすいと言えます。

ここで1つ私の例を紹介します。
私自身、とても飽きっぽい性格であり、何をやっても長続きしないことが多かったです。

しかし、そんな私でも唯一継続できていたものがありました。

それは「スマホゲーム」です。

スマホゲームは友人とバトルしたり、キャラクターを育てたり、レアなアイテムを入手したり、プレイヤーを夢中にさせる様々な仕掛けが組み込まれています。

しかし、中身に仕掛けがいかに面白くても、ログインしてプレイしてもらわないことには始まらないのです。そこで最強の習慣化の仕組みが登場します。それは「ログインボーナス」です。

毎日「ログインしただけ」でアイテムがもらえる。
さらに!〇日間連続でログインすると追加でアイテムがもらえる!

なんて素晴らしい仕組みなのでしょう!
そんなの「ログイン」しなきゃ損じゃないですか!
(※ここでも人間の本能である「損失回避」という性質が働いています。ここでは詳しく説明しませんが、簡単に言うと人は「損」することを極端に嫌がるということです)

という感じで、私は毎日かかさず「ログイン」をして、せっせとゲームを楽しんでいました。

さて、ここで先程お話したポイントに戻りますが、習慣化しやすい行動には「見つけやすい」「かんたん」「満足できる」という特徴があります。

スマホゲームはトップ画面からログインするだけなので「見つけやすく、かんたん」です。
しかも、アイテムももらえるので「簡単に満足できる」わけですね。

もはや「ログインしない理由がない」という感じです。

そうです、習慣化しやすいポイントをしっかり抑えているので、飽きっぽい私でもスマホゲームだけは毎日必ずログインしていました。

しかし、このままでは時間があっという間に溶けてしまうと焦り、どうすればスマホゲームをやめることができるのか、色々な手法を試した中で成功した方法をお伝えします。

その方法とは「アプリを立ち上げるためのアイコンをすぐには見えなくした」という方法です。

スマホの画面には日常で使うSNSのアプリ、ゲーム等も含め多くのアイコンが並んでいるかと思います。
その中でも使用頻度の多いものを画面のトップにおいているのではないでしょうか?

もちろん私はスマホゲームのアイコンをトップにおいていました。
なので画面を横にスライドさせる必要もなく、スマホを立ち上げたら1秒でゲームを立ち上げることができる環境だったわけです。

なので、まずはスマホゲームをトップ画面から移動し、何回かスライドさせないとアイコンが出てこないようにしました。

つまり今まではトップ画面から1秒でゲームを立ち上げることができていたのが、5秒ほどかかるように「手間」を増やしたのです。

そうするとスマホのトップには無いし、そこから横にスライドさせないとゲームができないわけですね。

言い換えるとスマホゲームをやるのが「面倒くさい」と思う仕様にしたわけです。

悪い習慣をやめようとするとき、やってはいけない〇〇とは?

多くの人がやりがちですが、悪い習慣をやめようとしたとき、はじめにやってはいけないのは「〇〇はもうやらない!」と宣言することなのです。

理由は、人は〇〇をやるな!と言われると、余計やりたくなるからです。

少しテストしてみましょう。
では、今からカレーライスを絶対に思い浮かべないでくださいね!!絶対ですよ!

どうでしょうか?あなたは読んだ瞬間に「カレーライス」を思い浮かべたのではないでしょうか?
つまり、人はやるな!と言われるとやりたくなるのです。

ですので、最初に「〇〇はもうやらない!」と宣言してしまうというのは、「〇〇をこれから先もやり続ける!」と宣言することと同じなのです。

以上の理由から、悪い習慣をやめようとするときに「〇〇はやらない!」と宣言することはとてもキケンだということを覚えておきましょう。

悪い習慣をやめられない理由

悪い習慣をやめるにはまず「いつ」「どこで」「何を」するのかを把握しましょう。

そして、習慣化しやすいポイントは「見つけやすい」「かんたん」「満足できる」でしたね。

つまり、悪い習慣になっている行動は習慣化しやすいポイントを満たしているため、やめられないのです。

したがって、習慣化しやすいポイントの逆のことをすれば「習慣化しにくくなる」ということです。

習慣化しやすいポイントの逆ということは・・

見つけやすい → 見つけにくくする
かんたん → 面倒くさくする
満足できる → つまらなくする

という感じです。

なので、僕はスマホゲームをトップ画面から見えなくすることで「見つけにくく」しました。それと同時にスクロールする手間を加えることで「面倒くさく」しました。

加えて、スマホゲームをやってたとしても、ただ時間をムダに過ごしてしまったという罪悪感をより強く感じるようにイメージしました。

具体的には、スマホゲームをやろうとしたとき、この行動は将来に繋がるのか?と一言自分に問いかけるだけで、だいぶ行動を抑制できました。

すると、初めはいつものクセで多少面倒くさくてもやってしまう可能性もありますが、やはりその少しの面倒くささがとても煩わしく感じるようになり、結果的にやめることができたのです。

まとめ:悪い習慣をやめる方法

では、最後に悪い習慣をやめる方法をおさらいします。

チェックポイント

【ステップ1】
「いつ」「どこで」「何を」やっているのかをまず把握する。

【ステップ2】
「いつ」→ いつでもできるようにしない

「どこで」→ 行動するための手間を増やす
「何を」→ つまらなくする
つまり、習慣化しやすいポイントとは逆の対策を行い、行動のハードルを限りなく上げる

以上です。とてもシンプルですが、強力なステップでもあります。

このステップを用いることで、徐々に悪い習慣をやめることができるわけです。
悪い習慣をやめることで、あなたが得られるメリットは計り知れません。

時間、お金、健康、それぞれが悪い習慣によってすり減らされてきたものがあれば、今からでもなにも遅くはありません。

やめたいと思っているけど、やめられないのは決してあなたの責任ではありません。
行動させてしまう「環境」「仕組み」の問題です。

自分を責めず、自分の行動を見直し、悪い習慣をやめる「仕組み」を作ってみましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。