こんにちは。カウンセラーのけんたです。
あなたは他人の言動、世間体など気になりますか?
もちろん、誰しも多少は気になりますよね。
しかし、中には「気にしすぎ」たり、「敏感になりすぎ」な人もいます。
というか、私もその一人です。いわゆる「繊細さん」ですね。
・周りに目が気になって、いつもビクビクしてしまう。
・嫌われるのが怖いから、多少無理してもお願い事を引き受けてしまう。
・心の中では違うと思っていても、自分の意見をはっきり言えない。
・他人と比べ、自分の能力不足に落ち込んでしまう。
・初対面の方や、不特定多数の方とたくさんお話しするととても疲れる。
上記のポイントに多く当てはまる方でしたら、繊細な心の持ち主かもです。
私も多く当てはまります。
そういった方にとっては、現代はとても生きづらいと感じる場面が多いかもしれませんね。
そういった方が「自分らしく、周りの目を気にせず、イキイキと過ごす」ために抑えるべき、3つのポイントを今回は紹介します。
ぜひ、ポイントを抑えて「自己肯定感」を高め、自分らしく自然体で生きるきっかけにしてもらえれば幸いです!
ポイント1:自分軸で生きよう
自己肯定感を高めるためにとても重要なことがあります。
それは、「自分軸で生きる」ということです。
では「自分軸で生きる」とは、具体的にどういうことでしょうか?
例えば、友人から遊びの誘いを受けたとします。その際、
Aさん
「最近仕事が忙しく疲れてるけど、親しい友達だしな、、。せっかく誘ってくれてるのに断るのは悪いよな、、。うん、遊ぼうかな、、」
Bさん
「最近仕事で疲れてるんだよな〜。別の日を提案して、また次回にしてもらおう!」
こんな感じです。
Aさんは自分の気持より「相手の気持ちや状態」を優先していますよね。これが「他人軸」で生きている状態です。Aさんの気持ちの奥には「断ったら嫌われるんじゃないか、、」という気持ちもありますよね。
しかし、Bさんは「自分の気持ち」にしっかりと耳を傾け、友達に対しては代替案を提示しようとしています。
本来、本当に仲の良い友達であれば、1回や2回断られたくらいで仲が悪くなるはずがありません。
しかしAさんのように「他人軸」で生活をしていると、つい自分の気持ちにフタをしてしまい、相手の気持ちを優勢してしまいます。
たとえ自分の心がとても疲れている状態でも、「相手の状態」を優先してしまうわけですね。
それではやはり疲弊してしまいますし、自分にウソをつき続けることにもなります。
まずやるべきは、「自分の正直な気持ち」を受け入れることから始めてみましょう。
遊びの誘いがあったとき、自然と湧き上がってきた「感情」にしっかりと耳を傾けてみます。
・う〜ん、最近疲れてるからめんどくさいな〜
・別の日がいいな〜
・でかけたくないな〜
・家でゆっくりしたいな〜
これらは立派な「自分の気持ち」です。
これらを無視せず、「感情が湧いている自分」をまずは認識してみましょう。
そうして多少でもモヤモヤした選択、悩んでいる行動がある場合は、その都度「自分の湧き上がってくる感情」に耳を傾けるクセをつけていきましょう。
繊細な方は「他人の気持ちや状態」を優先してしまう「クセ」がついてしまっています。
まずは「自分の気持に正直に」なれるよう、普段から意識してみるといいですよ。
もちろん仕事でも同様です。
上司から無理な依頼をされたときも、「他人軸」を優先している状態だと、やはり自分を犠牲にしてでも引き受けてしまいます。
そして自分の心が疲弊し、うまくいかないときも「ああ、やっぱりできない自分はダメなんだ、、」と、自分で自分を傷つけてしまいます。
無理な依頼をされたときも、まずは自分の感情に耳を傾けてみましょう。
・いや、無理だろ
・自分にはできないよ
・他の人に頼んでほしい〜〜
こういった感情が湧き上がってきたら、それを素直に認めるのです。
そして、素直に「断る」という判断も重要です。
断っても案外なんとかなります。
良くないのは、できないことを「できます」と無理して引き受け、ギリギリになって「できません、、」と言うことです。
「断る」ということは会社に対しても、自分に対してもメリットが大きい行為だということを認識しましょう。
自分一人で抱える必要は無いんです。大丈夫。なんとかなりますから。
ポイント2:繊細であることを強みにする
ポイント1で紹介したように、自己肯定感が低い人は「他人の気持ちや状態」を優先してしまうクセがついてしまっています。
しかし、本来これらはとても良い「強み」でもあるのです。
人と人とが信頼関係を構築する上で、コミュニケーションはかかせません。
コミュニケーションというと「話し方」などのテクニックに目がいきがちですが、本当に大切なのは「聴き方」です。
自分の話を聴いてもらえるということは、本当に嬉しいことなのです。
自分が言ったことを相手が「〇〇ということですよね?」というように、要約してくれたり、理解を示してくれると、とても嬉しい気持ちになりませんか?
これは、「自分が受け入れてもらえている」と感じるからです。
誰でも、自分の言っていることが受け入れてもらえたり、分かってもらえると心地よく感じるものです。
しかし、自己肯定感が低いと自分自身の気持ちにフタをしてしまい、自分の良さ、強みに気づくできません。
自分に対して「関心」を向けようとしないのです。
行動や言動、全てが「他人軸」で判断してしまうからです。
やはりその状態では、自分の良さにも気づくことができず、自分には不向きな環境で頑張り続けてしまうようなことにもなりかねません。
まずは、自分にはとても素晴らしい「強み」や「良さ」があるということを自覚しましょう。
あなたらしい「働き方」がきっと見つかるはずです。
ポイント3:自己肯定感を高める魔法のコトバ
最後に、自己肯定感を高めてくれる魔法のコトバ2つをお送りします。
物事がうまく行ったとき、
「これが自分なんだ」
と、心の中で唱える。
物事がうまくいかなかったとき、
「これも自分なんだ」
と、心の中で唱える。
つまり、どんなことがあっても、
「これが自分なんだ」「これも自分なんだ」
と、心の中で唱えてみましょう。
心がスッと軽くなり、自分を責める気持ちも湧いてこなくなります。
すべての状況に対して無理にポジティブに捉える必要はありません。
うまくいっても、いかなくても、それも含めて「自分なんだ」と素直に認め、受け入れることがとても大切なのです。
「自分を責める」という行為は、自分で自分を傷つけていることに他なりません。
自分を受け入れ、素直に認めてみましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
現代において、繊細さんが生きるにはあまりにも刺激が多く、疲れる場面も多いかと思います。
私もできるだけ人混みは避けて暮らしていますし、自分が疲れそうだな、、と感じた誘いなどは、素直に断るようにしています。
案外、断っても嫌われるなんてことはありません。というか、私は経験したことがありません。
また、人と比べて落ち込むことも多いかと思います。
私自身、自己肯定感が低かったときは周りと比べまくって、ひたすらに落ち込んでいました。
でも、比べても意味はないんですよね。
自分と同じ人間なんて一人としていないのです。自分は自分、他人は他人。
そうやって線引きをすることで、とても生きやすくなりました。
落ち込んでも、「これも自分だしな」と心で唱え、うまくいったら「おお!すごい!よくやった自分!」と自分を思い切り褒めてあげましょう。
自分を大切にできるのは、「自分だけです」。
自分らしく、自然体で、「自分軸」をもって生活してみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
参考書籍:敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法
著者:根本 裕幸